そのiPodにプリインストールしてあったのが、『Nike+iPod』という、ワークアウト用アプリでした。
ランニングとウォーキングの距離と時間を自由に設定して、消費カロリーも設定してから、自分で決めたワークアウトをこなし、内容と消費カロリーを履歴に残していく、という非常にシンプルなものです。
若い時はスポーツジムにも通っていましたが、勤務地が変わったり、忙しいなどを理由に、スポーツジムは退会していたので、いつの間にか運動しなくなっていましたから、『Nike+iPod』のかっこいいインターフェイスを目にするとテンションが高まり、自分ひとりでもやってみよう、という気分になりました。
ダイエットのためのランニングやウォーキングは、ただ走った、歩いただけではなくて、昔なら歩数計だったりと、何かしら記録に残せる機械に頼ると、なぜか長続きするんですね。
きっと達成感があるのがいいんでしょうね。
アプリの使い方は、まず起動して体重を記録してから始めるのですが、ここでちょっと引っ掛かります。
『センサーを作動させてください』と、iPodから聞こえてくるから歩いてみると、いくら歩いても振っても、iPodの第4世代は無反応でした。
ネットで調べると、別売りのセンサーが必要とのことでした。
Nikeの靴もあればベストでしたが、普通のスニーカーに取り付けても大丈夫でした。
ここで少々ストップしたものの、Amazonからセンサーを購入して利用を開始しました。
ランニングはもう無理かなと思い、ウォーキングから開始です。
ウォーキング中に聴く音楽も設定できて、家の周辺を朝と夜ウォーキングしていました。
若い頃はランニングをした道を、40代はウォーキングです。
若い頃からの、自分で決めていたコースはだいたい800メートルくらいだとわかっていたので、昔は感覚で2周くらいすればいいだろう、とか、今日は疲れているから1周でやめておこう、とか、適当にやっていましたが、『Nike+iPod』では、消費カロリーがしっかり出てきます。
アプリの計測がすべてではないですが、家の周辺を1周歩いたくらいでは、たいしてカロリーを消費していなかったことがわかりました。
若い時は新陳代謝が活発だったから、その程度でもダイエットできたんでしょうね。
ただ、シビアな結果が出たので、800メートルを毎朝晩、時間のあるときには2周を日課にしました。
これで120カロリー程度は消費していることがわかりました。
アプリ内の履歴に、毎日のウォーキングの結果と消費カロリーが残っていくのは嬉しいことで、しばらく続けました。
センサーの電池は取り替えられないので、電池が切れたらまた買わなければならないのが難点なんですが、もうちょっと頑張りたいのでもう一度買い、利用しています。
iPodにはセンサーのいらない機種もあるということなので、そちらを購入して『Nike+iPod』を利用してもいいかな、と思っています。