『痩せたら10万円あげるから』と、旦那さんから言われた叔母は、ダイエット宣言をしました。
そうは言ったものの、あまり運動が好きではない叔母は、どうやってダイエットしたらいいかしばらく悩んだ末、『カプサイシンダイエット』を選びました。
唐辛子に含まれるカプサイシンを多めに摂取して脂肪を燃焼させるというダイエット方法は、私は胃が荒れるんじゃないかと思い、最初は少し反対しましたが、叔母は敢行しました。
叔母は、昔から辛いものが好きだったので、カプサイシンダイエットに踏み切れたのでした。
運動は家事と軽いウォーキングのみ、食事はご飯茶碗を小さくして減らし、取り寄せたカプサイシンのサプリを飲む生活が、数年続きました。
さらに、料理に唐辛子を使うことも多くなったので、相当、辛い食生活になったと思います。
無理しすぎて、胃は大丈夫かな、と思いましたが、叔母は特に刺激物に耐性があったようです。
食事量を減らしても、肝心の運動量が少ないので、ダイエットの成果はなかなか出ずイライラする時期もありましたが、徐々に叔母は痩せてきました。
カプサイシンの量は多くとっていても、その他はほとんど無理をせず、少しずつコツコツと体重を落としていきました。
カプサイシンダイエットは、運動と併用するともっと効果があがりますが、叔母には家の仕事もあるので、そこまで時間はさけなかったようです。
そのかわり、長年続けて、会うたびに体型がスッキリとなっていきました。
これは、辛いモノを食べ続けても平気な方にはオススメですね。
カプサイシンダイエットの凄いところは、リバウンドがほとんどないということです。
私があの手この手でダイエットしても、わりとすぐ元に戻ってしまい、またダイエットと繰り返しているのに対して、叔母は、いったん痩せたらそのままの体型をキープしています。
もう60代に入っても、服のサイズも15号から11号になったまま、後ろ姿がスッキリ若々しくてうらやましいくらいに痩せました。
また太らないために気をつけている点といえば、夜食は一切食べないこと、だそうです。
ケーキやカップラーメンが食べたければお昼にして、夕食のご飯は子供用のように小さなご飯茶碗1膳だけ、というのをずっと続けています。
最近は不用心なので、夜のウォーキングはやめましたが、カプサイシンのサプリもずっと飲んでいます。
これで胃が荒れたこともないので、叔母には向いた方法でした。
ここ数年は、トウガラシ好きな叔母のために、庭にトウガラシを植えて置いて、収穫期に1本分まるごとプレゼントしています。
生のトウガラシが爽やかで大好きなんだそうです。
そういう方のために、カプサイシンダイエットってあるんだなと思いました。