忙しく働いていると、ダイエットはなかなかできないものですね。
帰りは遅く、飲み会などの付き合いもあり、家に帰のは寝る時だけで外食も多い…。
こんな時、一所懸命仕事をした上に太ってくることもあり、かといってどうにもできない事に焦ったりします。
私にもそういう時期がありました。
26歳くらいのOLの頃、百貨店で売り場ひとつを1人で担当していたので、ほぼ一日中店にいました。
この時は職場を変わっていたこともあり、新しい職場に馴染むのにも、時間がかかっていました。
しかも、店長のような仕事です。
給料は高くやりがいもありましたが、その分きっちり売り上げノルマもあり、本社からのプレッシャーも強かったです。
そういうわけで、太ってきたな、と思っても、ダイエットする気持ちのゆとりがありませんでした。
ところが、まったくの偶然でダイエットできたんですよね。
それは、近くの十割そば屋さんのおかげでした。
そばダイエットを意識せず通っていたら、結果として痩せられたんです。
成り行きは、自分の休憩時間が、なかなかランチタイムと合わないことでした。
1人で売り場を担当していると、接客したりしてお昼の時間はどんどんずれ込んでいきます。
また、隣のショップも1人で担当している場合が多く、どちらかが休憩に行く時は、お互いに自分の店と隣の店も見ていなければならないため、隣のスタッフが戻ってくるまで休憩には出られません。
そうして、休憩時間がどんどん遅くなっていきます。
また、午後どうしても店を開けられない時は、午前中の早いうちに休憩をとってしまうこともあります。
どちらにしても、お得なランチ時間をはずしてしまうのでした。
食事時間が不規則なので、お弁当も持っていかず、外食に頼っていました。
なんとかお得なお店はないかと探した結果、行き着いた場所がお蕎麦屋さんだったんです。
つなぎを使わない十割そばの店で、ざる一枚と小さな天ぷらが3つ、薬味がついて800円程度の盛り蕎麦セットがありました。
ランチ時間外でも、いつもその盛り蕎麦セットがあったので、毎日そればかり食べていました。
仕事のプレッシャーも大きくて、蕎麦しか喉を通らなかったというのもあります。
ただ、よく甘いものの飛び交う職場だったわりには、ランチを蕎麦にするだけで、ひと月1、2キロくらいずつ痩せてきました。
この時は、その他には特別に何もしなかったです。
ストレッチ運動さえもできないくらい、家に帰ると疲れ果てていました。
朝も、夜もたっぷり食べて、回ってくるおやつも付き合いで食べていました。
痩せた原因といえば、やはり蕎麦でした。
蕎麦は腹持ちがよくて、昼前に食べて夜の9時まで食べられない時でも、空腹で困ることがありませんでした。
カロリーが低いのに、ここまで空腹に悩まない食材が身近にあるなんて、知りもせずお蕎麦ばかり食べていたら、本社の上司に『なんか、小ぶりになったね』と、言われました…。
その時は、採用から7ヶ月経っていたので、この期間で7キロくらい落ちていて、支給された制服がぶかぶかになっていましたね。
