夜にトマトを食べると、新陳代謝が上がり痩せる、という内容で、TVで話題になったときは、スーパーからトマトがなくなったものでした。
このトマトでのダイエットは、夕食と置き換えたり、夕食を減らし一部をトマトにすると有効、というのは本当でした。
ただ、どうしても量がいるので、続かない方もあったかもしれませんね。
無理なく続けるコツは、やはり美味しく頂くことに尽きます。
いくら夜に食べると有効、とはいっても、毎晩トマトでは飽きてしまいますよね。
うちでは、一日の食事の中に、夜に集中するのではなくて、一日中いろんな形で食べていました。
これは、家庭菜園ブームが始まってからのことで、10年近く続けています。
ダイエット目的というよりは、採れすぎたトマトをなんとか食べ切ろうと、色々工夫した結果、ダイエットに繋がりました。
まずはサラダで生食から始まり、食事の細部にトマトを使います。
ブレンダーにかけてソースにしておき、パスタのソースや、野菜スープのベースにします。
トマトはカロリーが低く、食物繊維もたっぷりなので、トマトのソースはジップロックに入れて冷凍しておくと、いつでも取り出して使え、レシピも豊富にあります。
トマトのスープは、キャベツやマメ類、インゲン、玉ねぎなどをたっぷり具にすれば、お腹もいっぱいになり、低カロリーなのでたくさん食べても太らず、胃にも優しいです。
さらに、トマトで作る料理には『ガスパチョ』というドリンクがあります。
スペインの家庭料理で、適度な塩分とニンニクやハーブ、数種のスパイスをブレンダーにかけた飲み物です。
スペインでは強壮用として男性もよく飲みます。
外国は、飲み物からも栄養を摂る習慣があるので、仕事の合間のドリンクとしても愛されています。
暑いときは、コップ一杯のガスパチョで疲れが取れて、お腹もいっぱいになります。
スムージーのような効果もありますね。
また、ダイエットに間食は大敵ですが、我慢にも限界があるので、トマトをスイーツにしておきます。
これは簡単で、トマトの皮をむいて角切りにして、少量の蜂蜜をかけ、冷蔵庫にしばらく置いておけば、食べたい午後には冷え冷えのトマトスイーツの出来上がりです。
トマトの水分が、ほどよくしみ出して蜂蜜と混ざり、甘酸っぱいデザートになっています。
一日にトマトをサラダ、スープ、ガスパチョ、デザート、という風に毎食食べていくと、お腹の脂肪が少なくなってきます。
トマトの新陳代謝効果はお通じにも効き、とても順調になります。
これだけで、月1キロは努力せず痩せられます。
トマトの抗酸化作用(アンチエイジング)、抗ガン作用も魅力ですね。
また、トマトの効果として、精神安定効果もあります。
これはすべての野菜にあるのですが、調理しなくてもそのまま食べられるトマトは身近だと思います。
日常生活のストレスも、トマトが吸収し排出してくれると思えば、とてもありがたい野菜ですね。
家庭菜園で収穫したものは、冷凍して冬場にも使えるので、庭やベランダで植えられる方は自分で育ててもいいですね。
世話するのに運動にもなって、ダイエット効果がより上がります。