私のダイエット経験は子宮の病気から始まりました。
もう10年前になります。
まず生理痛が酷かった事、予定日でもないのに月経が来たり、おまけに肩まで痛くなってきます。
その時の体重が55キロもあり、身長153センチの私は歩くのにもかなり疲れていました。
ある日、またいつもの生理痛だと思っていたら、数日後には立ち上がれないほど酷い下腹部の痛みに襲われました。
転げまわるぐらい痛むのです。
背中を曲げて苦しむ私を見て、主人は次は絶対に病院に行きなさいと言いました。
しかし、私は多分大丈夫だろうと楽観していました。
ところが、そうはいきませんでした。
その日はすごく肩が重い日で、普通に家事を済ませてゆっくり横になっていたのですが、いきなり前とは違い、何かに突き刺されるような痛みに襲われました。
背中まで貫通するのではないかと思ったほどです。
冷や汗は止まらず、月経の日でもなかったので、自分では何が起こったのか分からずに、頭が真っ白になりました。
たまたま仕事が休みで側にいた主人が、抱えるようにして私を婦人科まで連れて行ってくれました。
診察の結果は子宮筋腫で、すでにグレープフルーツ大の大きさだと言われました。
これはいけないという事で、先生から手術が出来る病院を紹介して頂き、一週間後にその病院へ行きました。
検査を再度行い、「大きくなってますね。
痛かったのでは?」と言われた時は泣きそうになりました。
それから手術の日程が2ヶ月後に決まり、手術を受けました。
術後は痛みもあって、「なぜ、自分が…」と考えてしまっていました。
入院中、女性の先生から、「退院したら、無理しない程度に運動しなさい!」と言われました。
私は運動なんか大っ嫌いでしたから、その時は適当に「…はい。
」と答えました。
そして無事退院してからは、安静が一番だと思って運動はしませんでした。
食欲も出てきたので、健康だなんて思っていたのですが、それは大間違いでした。
体重は元に戻りつつあり、背中は曲がって、40歳だった私はおばあさんにしか見えなくなっていたのです。
それを実感した時はとてもショックでした。
それからは、まず体重を若い時のものに近づける事を目標として、毎日時間がある時に、自宅で運動出来るビデオを見ながら、最高55キロだった体重を47キロまで、約一年かけて落としました。
また、ヨガのビデオで姿勢を良くするポーズを行い、スッキリした背中の後ろ姿美人を目指しました。
体調も良くなり、こんなに体を動かしてスッキリ痩せることができるなんて、自分でも驚きです。
健康は自分自身で手に入れるものだと思いました。