一般的に、寝る前3時間は何も食べないのが、ダイエットには最良と言われています。
実際それが正しいんですが、仕事の都合でそうもいかない事があります。
私が若い頃はデパートで働いていたため、帰りが夜の9時過ぎになる事が、週に半分はありました。
飲み会など付き合いも多かったですし、閉店まで居ると地下のフードコートから、残った商品が回ってくることも良くありました。
せっかくなので家に持ち帰り、母と一緒に、夕食のついでに頂いていたので、当然のことながら親子で太ってしまいました。
この頃は、家の建て替えのため、アパートで母と2人暮らしになっていて、引っ越し先は品揃え豊富なスーパーも近く気ままなこともあり、好きなものを食べてしまい、けっこう太っていたと思います。
この時、母はヨーグルトダイエットを始めました。
昔流行っていて、何回も試したのですが、夕食に食べるとどうしても空腹に耐えられず、長続きしなかったのが、この時は成功しました。
まず、母は、いくら私の帰りが遅くなっても、夜の食事は夜食として、私と一緒に食べることにして、本格的な夕食の時間はヨーグルトで済ませることにしました。
ヨーグルトの種類は市販のもので、ビヒダスだったり、ブルガリアヨーグルトだったり色々で、砂糖もあまり入れずに、箱の半分くらい食べていました。
さらに、その後はウォーキングです。
引っ越し先の道路は、実家周辺よりも治安が良く、夜、暗くなってからウォーキングしても危険がありませんでした。
大きなスーパーが多かったので、買い物ついでに往復30分から40分くらい、ほぼ毎日歩いていました。
その後、私と一緒に食事して、2時間後くらいに寝ていました。
寝る前に普通に夕食の量を食べていたわりには、母はどんどん痩せていきました。
ヨーグルトダイエットは、一日の最後の食事に置き換えれば、空腹になり眠れなかったりして挫折するので、夜食をしっかり食べて、晩ご飯をヨーグルトに置き換えたら、なんとか耐えられた、というのが母の理論でした。
この時期、出勤時間も母と私とで違うので、母は朝食を食べないで仕事に行くことが多かったようです。
そういうわけで、一日3食の食事は、いつでもヨーグルトに置き換えたらいい、と考えた、ということでした。
本来なら、ヨーグルトは夕食と置き換えてそのまま寝るのが理想的なんでしょうけど、続かなければ何にもなりませんから、母は無理しない方を選んだようです。
それでも、ヨーグルトは消化も良く、たっぷり食べると身体の老廃物も排出してくれるので、ダイエットは期待していた以上に早く効果が出て、母は3ヶ月くらいで5キロは落とせていました。
スカートの上にブラウスを出してウエストをカバーしていたのが、ちゃんと中にしまえるようになったと喜んでいましたね。