手先足先が常に冷たい、1年中靴下がないと眠れない、職場や電車でクーラーがつらい、こんな経験をしている女性が少なくありません。
女性は男性に比べて筋肉が少ないため体が冷えやすいのです。
男性も冷えていることがあります。
自覚していなくてもお腹が冷えている隠れ冷え性になっている可能性があります。
体の冷えとダイエットには関係があります。
食事制限や運動をしてもなかなかやせない場合は、体の冷えが原因かもしれません。
体が冷えると血流が悪くなって体の隅々に酸素や栄養を届けることができず、代謝が低下してしまいます。
体温が1度低下すると12%も代謝が低下します。
代謝が低下した状態では、同じものを食べても太りやすくなったり、運動してもやせにくくなります。
冷えたところに脂肪がつきます。
冷えた部位は血流が悪いため、脂肪の燃焼が悪くなるのです。
また、脂肪をつけて体を冷えから守る働きもあります。
女性は子宮や卵巣など大切な臓器がお腹周りにあるので、この部位を冷えから守るために脂肪がつきやすくなっています。
お腹ぽっこりが解消されない場合、もしかしたら冷えが原因かもしれません。
冷えで悩んでいる方は運動不足の傾向があります。
運動不足になると、脂肪を燃やす筋肉が減少して代謝が低下します。
冷えると外に出るのが億劫になり、さらに運動不足になる悪循環になります。
体が冷えると太りやすくなるだけでなく、免疫力が低下して風邪をひきやすくもなります。
ダイエットや健康のためには、体を温めることが大切です。
冷えは運動と食事で解消していきます。
熱を作る力をつけるために適度な運動をしましょう。
ランニングやジム通いなど激しい運動をする必要はなく、軽い筋トレやウォーキング、ヨガなどで充分です。
運動習慣がなかった方でも、ウォーキングなどは無理なく始められます。
筋トレやヨガなら家の中でできるので、寒くて外に出るのが億劫な人によいです。
適度に筋肉がつくと熱を作る力が高まります。
食事は温める食材を積極的に取り入れましょう。
生姜は手軽に利用できる温め食材です。
チューブ入りや粉末なら外出先でも摂れます。
生姜にはジンゲロールとショウガオールという温め成分が含まれていて、生姜を蒸すことで30倍になります。
生よりも加熱して摂取した方が温め効果が高まりるので、スープ、飲み物、炒め物などに活用するといいでしょう。
アイスや氷を入れた飲み物など冷たいものの摂取は避けて、温かいものを摂るようにしましょう。
緑茶やコーヒーには体を冷やす性質があるので、ハーブティーや生姜湯などがおすすめです。
体を温めれば代謝がアップしてやせやすい体質に近づきます。