NHKで紹介されたレコーディングダイエット。
このダイエットは長続きします。
まず長続きせず失敗するダイエットの例を紹介します。
ダイエットで一番失敗してしまうのは長続きしない一過性のダイエットです。
例えば、何も食べないダイエットは一時的に体重が減って痩せたように錯覚してしまいますが、これは大きな間違いです。
筋肉と脂肪の両方が減り、いわゆる飢餓の状態から体が元に戻ろうとする本能のために、脂肪の方が先に増えてしまいます。
これがリバウンドの仕組みです。
また、1食を栄養ドリンクなどに変えて置き換えダイエットというものも流行っていますが、味があまり美味しくなく、大した量もないので結局お腹が空いて、間食に手を伸ばしてしまいます。
ダイエットに失敗する人や太っている人は今、体重がどれくらいあってどれくらい増えたり減ったりしているかが分かっていない場合が多いです。
その点レコーディングダイエットは特別なものを食べたり、もしくは食べる量を急に減らしたり、急激に運動を始めたりするのでもありません。
毎日コツコツ体重を記録してグラフ化していくのです。
今インターネット上で体重の変化を書くためのグラフが様々なところで無料でダウンロードできます。
記録を続けていってなぜ痩せるのかというと、何をどれくらい食べ続けるとどの程度太ったり痩せたりするのかというのがグラフでよく分かるからです。
食べたものを全部書くダイエットもありますが、どの食べ物がどれくらいカロリーがあるのかはっきり分からないと、ただ食べたもののメモを書いているだけに過ぎません。
その点、このレコーディングダイエットは、1ヶ月とか2ヶ月とか、場合によっては半年や一年という期間でグラフが出来上がっていきます。
体重が増えていても減っていてもグラフが完成していくので、体重が増えることへの警戒心や体重が減ることへの満足感を得ることができるのです。
ですからグラフを書くという行為自体は体重と何ら関係ありませんが、自分の食べる量や回数を見直すことによって、グラフを何とか下の方へ下げようと、余分なものや間食を食べるのをやめようという意識を脳に植え付けてくれるのです。