私は２０代の初めの頃に、事故に遭い３ヶ月入院をして、半年仕事を休職して家でリハビリをして過ごしていたことがありました。
怪我の方は、徐々に回復していくのですが、ずっと家にいると、リハビリ以外の時間が長くてやる事がなく暇でしょうがなく感じるようになりました。
そのストレスから、お菓子などを沢山食べるようになってしまい、少しのリハビリの動きに対して倍以上食べてゴロゴロする生活が続きました。
するとみるみる体重が増えていき、まるで妊婦のような体型になってしまいました。
まだ若く、このままではいけない！
と思い、ダイエットを決意しました。
足の骨を折っていたので、あまり無理な運動はいけないと思ったので、その時にとても話題となっていた、ビリーのエクササイズのDVDを購入してみることにしました。
ネットで注文すると、すぐに届きました。
家族が仕事や学校に出かけてしまってからリハビリの時間までの間に毎日行うことに決めました。
セットには、DVDとともにゴムベルトのようなエクササイズに必要な用具も入っていました。
実際にDVDを見てみると、案外きつい体勢だったり、本当にこの動きで合っているのか？と誰にも聞けないので不安になってしまったりしました。
テンポが早くなっていき、体がただでさえ重いのに、DVDの動きに全くついていけませんでした。
また、同じ動きを１人で何分も続けるというのがダラケきっていたこの時の私には精神的にきつかったです。
足の都合でジャンプなどもまだ激しくできないでいたので、今の自分にはまだ早かった、と少し後悔しました。
結局、数回使用してみて、毎日の予定だったエクササイズが１週間に１回になり、徐々にやらなくなってしまいました。
それから、少しずつ足も回復していったので、祖母の運動不足解消の為に購入してあったランニングマシンを使用して毎日少しずつ速度を上げて歩くようにしました。
こちらは、祖母の励ましもあって、毎日続けることができました。
大分早く歩けるようになった頃に、休職中の職場で手伝いを依頼され、少しずつ働くようになりました。
働くようになると、それまでの食べては寝ての生活と違って、精神的にも肉体的にも体力を使うので体重が落ち着いてきました。
そして、事故から１年後には無事に仕事に復帰をして、バリバリ働けるようになりました。
働くようになってからは、購入したエクササイズのDVDなど見る時間も無くなってしまい、エクササイズをしなくてもどんどん痩せていきました。
結局、私の場合、ダイエットの為のエクササイズは大失敗でした。
しかし、ランニングマシンは自分のペースで少しずつ行えたので、とても良かったと感じました。
何より、運動が苦手な私にとって応援してくれる存在は大切だったと思います。
